刑事の仕事をノンフィクション的に著した本を読んだ。
飯田裕久著『
警視庁捜査一課刑事』(朝日新聞出版)
刑事の仕事と人事コンサルタントの仕事は似ている!?
問題の原因を推理しながら解くところとか、
人間の本質に迫るところとか。。。
読んでみると実に興味あふれるものであった。
この本の巻末に「刑事50訓」というのがある。
これが実に参考になる。
この中から、ビジネスパースンに参考になりそうなものを紹介する。
・仕事を待つな、自ら探せ
・反省無いところに進歩無し
・先輩の得意技を黙って盗め
・机上で判断するな、足で解け
・対話は口で語り、目で読め
・一をして、三以上の先を読め
・勝負どきの決断力を養え
・ピンチの時は脳に汗をかけ
・危機の時こそ全力投球せよ
・愚痴は意見として進歩に活かせ
・常に「忍」の一文字を持ち歩け
・一片の疑問を残すな、徹底して追及せよ
・仕事に意見対立よし、後に残すな
・時間には五分間の余裕を持て
・常識理屈で判断すると、まさかの坂で転げ落ちる
・今日のことを明日に延ばすな
・あきらめるな、「あと一つ」を粘れ
・朝の挨拶はスタートの号砲だ
・職場を明るい歓喜に満ちた環境にせよ
・上司先輩に礼を尽くせ、長幼の序を忘れるな
・段取り八分、これができれば上手くいく
・気と腹は冷やすな、常に気力と体力を練磨せよ
う~ん。ビジネスの世界でも当てはまることが多い。
私に言わせれば、
あきらめるな、「あと一つ」を粘れ なんかは最高だ。
仕事には、この正念場勝負どきでの粘りが必要なのだから。
あきらめたら、そこで終わりだ。